急激な温度差が身体に与える衝撃をヒートショックと いいます。高齢者は夜間トイレに行く回数が多いため、 急な室温変化によるヒートショックで、脳卒中や狭心症 などを引き起こす可能性もあるのです。 高齢者が寒さに接したときの血圧上昇は若年者に比べ 4倍も高く、20分経過すると若年者の血圧は徐々に下がる のに対し、高齢者は20分経過後も上昇を続けます。 つまり、高齢者は寒さに容易に慣れることができず、血圧 上昇を低く抑えることが困難なのです。