○袴腰(はかまごし)
小壁の軸組などで両端に方杖をつけ、丈夫に添え梁を付けて
胴差しを補強する構造である。これは小壁のなかに隠れて外からは
見えない。
○破風板
屋根の切妻の端に取付け、もややむな木の木口を隠した
合掌形の板をいう。
○羽目板
壁に張る板のこと。下見板の如く羽重ねにせず、板は胴一平面に
あり、かつ板を縦に張るものである。
○はり(梁)
建物の柱と直角に交わる水平構造部材。上部の床荷重などを
支える。
○火打梁(ひうちばり)
小屋梁と軒桁などが交差するところに、水平に斜め材を入れて
直角を保持する部材である。
○節
木材の枝の跡、生節、死節、抜節、腐節などの区別がある。
加工困難で外観および強さを害する。
○不織布(ふしょくふ)
糸を織り上げて作った布ではなく、合成繊維を積層させて成型した
布である。建設資材として一般の織布とともに、地盤改良、侵食防止、
地質補強などの面でジオテキスタイル、マリンテキスタイルや、断熱材、
吸音材、内装仕上げ材などに使われている。
○壁装材(へきそうざい)
合板や石膏ボード張りなどの壁の仕上げ材。
○本がわらぶき(本瓦葺)
丸瓦と平瓦とを交互に並べてふく方法。本葺ともいい、
社寺、蔵などに多い。