○ガラス・建具工事費
出入り口(窓)の戸、障子やふすま、ガラスなどの工事費。
○金属板工事・屋根工事
屋根ふき、軒、雨樋や外壁下地のラス張りなどの工事費。
○基礎工事費・土工事
建物の文字通り基礎となる工事で、地盤の掘り下げやコンクリートを
打ち込む基礎工事などの費用。
○仮設工事費
工事のための足場、工事用の電気料・水道料などの費用、建物の位置と
高さを決める準備のための工事費など。
○外装材
建物の外側を装う材料の総称。主に外壁と屋根が対象となる。
○かなばかり
建物の基準になる部分の詳細図。地盤面、基礎、床、柱、壁、開口部、
天井、屋根などの寸法、構造材、仕上材などを画いたもの。通常は縮尺1/20
○矩勾配(かねこうばい)
水平面に対する傾斜をいう。勾配は、基準長さに対する立ち上がり長さで
あらわす。通常は一尺を基準とし、このとき三寸立ち上がれば三分勾配と
いう。一尺勾配は45度の傾斜ができ、これを「矩勾配」という
○框(かまち)
床板などの小口や側面の止めを隠すために取り付けられた横木をいう。
○鴨居(かもい)
障子や襖などの引戸の上部がはまる溝を持つ部材をいう。「上(かみ)にいる」
部材であり、「カミイ」がなまって「カモイ」になったとされている。「鴨」の字は単なる当て字。
○狐格子(きつねごうし)
縦桟を細かく並べその裏に縦桟材に合わせて切り欠いた横桟をはめ込んだ
格子をいう。語源は「木連格子(きづれごうし)」がなまったものであり、動物の
狐とは関係がない。
○切妻屋根
むね(棟)と軒の長さが同長の山形の屋根。
○沓石(くついし)
木造建築で柱を支える石をいう。
○くさび(楔)
三角形状をなし、物の間に打込んでその材を押拡げ、他材に締付ける役目をする。
○蹴上(けあげ)
階段の部位の呼び方で、踏みつける水平面を「踏面(ふみづら)」といい、
一段の立ち上がりを「蹴上」という
○化粧積み
コンクリートブロックやレンガの表面を、塗装などをせず、そのまま仕上げと
する積み方をいう。
○けた(桁)
柱、壁の上部で建物の長手方向(けた行方向)に取付けた横材。柱頭を
連結して堅固にすると共に上部の荷重を伝える役目をする。
○けらば(けら羽)
切妻屋根の破風に沿う妻の部分をいう。
○間(けん)
日本独特の長さの単位をいう。一間は六尺であり、メートル法に換算すると約1820mm。
○建築面積
建築物の外壁またはこれに代わる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影
面積、いわゆる建坪をいう。
○建ぺい率(建蔽率)
建築面積の敷地面積に対する割合をいう。敷地内に空き地を確保することにより、
通風・採光・防災等市街地の環境の確保を図ることを主目的にしている。
○勾配(こうばい)
水平面に対する傾斜をいう。勾配は、基準長さに対する立ち上がり長さであらわす。
○合板
ベニヤ板ともいい、木材を軸方向に回転させながら鋭い刃物で厚さ1mm
ぐらいの薄板(単板)にはぎとったのち、接着剤で互いに繊維を直交させながら
はり合わせた板。原材はラワンが多く出回っているが、その他の南洋材や内地材
(ブナ、カバ、シナ、セン、タモなど)も使われる。
○木口(こぐち)
木材の断面をいう。「きぐち」と言う人もいるが、正確には「こぐち」である。
○小屋組
屋根の荷重を支えるため、軸組の上に構築する骨組をいう。和式と洋式がある